印刷の豆知識– PAITING TRIVIA –

印刷の豆知識
PAITING TRIVIA

今日のわたしたちにとって身近な存在となった、印刷物。漫画や小説の単行本はもちろん、パンフレットやポスターなど、街を見渡せば数え切れないほどの印刷物が溢れかえっています。ここでは、そんな印刷についての豆知識と、原稿の入校時のチェックポイントを紹介します。

印刷する際は、ドキュメントカラー設定をCMYKかRGBのどちらで行えばいいでしょうか?

印刷物は画像、文字とも必ずCMYKカラーにします。RGBで入稿されますと印刷の出来上がりがイメージと大きく変わってしまいます。

塗り足しとはなんですか?

絵柄や画像など、紙面のフチまでオブジェクトがある場合は「塗り足し」の設定をする必要があります。塗り足しがないと、断裁時の誤差が産まれる原因になります。仕上りサイズの左右上下それぞれに3mmずつ設定するようにしましょう。(※印刷会社によっては異なる場合があります)

入稿時に必要なテキストのアウトライン化とは?

アウトライン化とは文字情報を図形情報(パスオブジェクト)に変換する処理です。文字情報であるフォントの搭載状況は、OSやバージョンなど環境によって異なるためアウトライン化をしないと入稿先の環境でファイルを開いた時に、別のフォントへの置き換わりや文字化けが生じる原因になります。

印刷物の配置画像のカラーモードはCMYKで大丈夫ですか?

光で色を表現するモニターではRGBで作成したデータは鮮やかに見えますが、印刷物では塗料の三原色であるCMY+Kでないと色味が大きく異なってしまいます。入稿前に 必ず作成した画像データがCMYKになっている事を確認しましょう。

画像の解像度はどれくらいがいいですか?

印刷物に使用するカラー画像は、原寸サイズで350dpiというのが一般的です。(※印刷会社によって異なる場合があります)基本的に制作物の解像度は300dpi以上にするように心がけましょう。

配置画像の埋め込み処理のメリットはなんですか?

リンク画像の入稿漏れやファイル名の文字化け等、リンク切れのトラブルを防ぐことができます。配置した画像は必ず埋め込み処理を行ってから入稿しましょう。

入稿する際、「PDF互換ファイルを作成」の役割とは?

印刷会社に入稿するaiファイルは、保存する時に「PDF互換ファイルを作成」に必ず チェックを入れましょう。他ソフトや他PCでも閲覧できるようになります。名前を付けて保存する時、オプション内のチェックボックスをONにしましょう。